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犬山城主成瀬家伝来の具足で、平成26年に寄贈を受け、令和3年度に修復しました。

兜は天辺てへんが尖った突盔形とっぱいなりの型式で、12枚の鉄板からなる鉢に銀箔押の和紙を用いて張懸けとし、眉庇まびさしは鋭利で力強い打眉と見上げ皺を表現しています。

胴は伊予札板を横矧ぎにした二枚胴です。厚い鉄地を用いており、前胴と後胴に強度を試した窪みが残っています。銀箔押ふくべ籠手と鉄黒漆塗五本篠の臑当すねあて、佩楯も残されています。