短刀 銘 左安吉作 正平十二年二月日
- 正平12年(1357)
- 刃長29.2cm 反り僅か
- 重要文化財
平造、三つ棟、小板目がよくつんで、地沸が細かく立ち、棒映りが立つ。刃文は浅い小のたれに小互の目乱れ足入り、匂い口冴え、突き上げて強く返る帽子など安吉の作風がよく表れています。刀樋の内に剣の浮彫があり、その下に三鈷杵を毛彫して三鈷柄剣を表現しています。
安吉は左文字派の祖、左(大左)の子で、名を左衛門三郎といい筑前と長州で鍛刀したと伝えられます。
平造、三つ棟、小板目がよくつんで、地沸が細かく立ち、棒映りが立つ。刃文は浅い小のたれに小互の目乱れ足入り、匂い口冴え、突き上げて強く返る帽子など安吉の作風がよく表れています。刀樋の内に剣の浮彫があり、その下に三鈷杵を毛彫して三鈷柄剣を表現しています。
安吉は左文字派の祖、左(大左)の子で、名を左衛門三郎といい筑前と長州で鍛刀したと伝えられます。